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[ 2021年 2月 2日付 ]

 あらゆる環境で使えるDAC&ヘッドフォン&プリアンプ「iFi-audio NEO iDSD」のご紹介!!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。今回は、iFi-audioのUSB-DAC「NEO iDSD」をご紹介します。

iFi-audioはこれまで、最上級の「Proシリーズ(40万円クラス)」と、普及クラスの「ZENシリーズ(2万円クラス)」が展開されていましたが、ミドルクラスを担う新シリーズ「NEO」シリーズの第1弾として発売されたのが、今回取り上げた「NEO iDSD」となります。





■ iFi-audio NEO iDSD とは

すべてが新設計かつスマートに洗練され、しかも幅広い対応力を実現している注目の「スリー・イン・ワン」のDAC&アンプです。

現在考えられるハイレゾ再生において「ほぼ出来ないことは無い」と言える機能満載&最高性能を目指したデジタル・ヘッドホン・プリ・アンプとなっています。

バランス「PureWave」回路、DSD512/PCM768対応のUSBオーディオ、無敵のハイレゾBluetooth、そしてMQAフルデコード対応と、ハイレゾ再生の究極が「ぎゅぎゅ〜!」と詰め込まれています。

既に多数のご注文を頂いております「iFi-audio NEO iDSD」は10万円台でこの性能。この冬の一押しの商品としてご紹介いたします。

■ あらゆる環境で使えるDAC&ヘッドフォンアンプ。

あらゆる環境で使えるDAC&ヘッドフォンアンプ。NEO iDSDは純粋なDACとしてもお楽しみいただけます。プリメインアンプやプリアンプにアナログ固定出力で接続します。

さらに、DAC&プリアンプとしても使用できます。パワーアンプやアクティブスピーカーに可変出力で接続します。ヘッドフォンユーザーの皆さまは優れたアンプステージを使って素晴らしい「ヘッドフォンハイファイ」システムを実現することが出来ます。




■ カスタムデザインのデジタルエンジンを搭載。

新しい16コアICを採用した新開発XMOSチップを組み合わせた「デジタルエンジン」を搭載。 バーブラウン製のDACチップを基本とし、音質の最適化をしたプログラミングにより、完璧なマッチングを実現しています。

デジタルエンジンは同ブランドが幅広く使用しているバーブラウン製のDACチップを基本としつつ、模範的なDACステージを生み出すためにカスタムデザインが施されています。

バーブラウンの「トゥルーネイティブ」チップセットによって、ファイルのフォーマットを変えないこと、つまり「ビットパーフェクト」を保つことができます。録音時に使用されたフォーマットのままで、アーティストが意図した音楽をそのまま聞くことができるのです。

iFiの製品にはバーブラウンのチップセットを広く使用していますが、それは自然な音という「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」のアーキテクチュアが理由で選定されています。

XMOSチップは新世代の16コアICチップで、現世代の2倍のクロック・スピード(2000MIPS)と4倍のメモリー(512KB)を実現し、最新のスーパースピードUSB規格にも準拠。

デジタル開発チームがファームウェアをプログラミング・音質の最適化をしているため、バーブラウンDACとの完璧な組み合わせを確保できています。

ジッターの対策には、GMTフェムト秒制度のクロック、インテリジェント・メモリー・バッファ。

GTO(Gibbs Transient Optimised)デジタルフィルターも組み込まれています。もちろん、今後のアップデートにも対応しています。


■ 無敵の最先端ハイレゾBluetooth受信にも対応(Bluetooth 5.0)。

クアルコムのBluetooth SoC「QCC5100」と専用回路を組み合わせた「Bluetoothエンジン」を備え、コーデックはaptX AdaptiveやaptX HD、ソニーのLDAC、ファーウェイのHWA(LHDC)を含む「現行のすべてのハイレゾBluetoothオーディオ・コーデック」をサポート。

通常のaptXとaptX Low Latency、AAC、SBCはもちろん、24ビット処理が可能な、aptX AdaptiveとaptX HDは48kHzまでをサポート、LDACとLHDCは96kHzまでサポートしています。

Bluetooth機器とのペアリングは7件まで記憶することが可能。エンジンはワイヤレスでのアップデートが可能なため、アップデートによる将来的なコーデック追加も可能としています。


■ デジタルフォーマットは最大でPCM:32ビット/768kHz、DSD:512までの全レベル、シングルとダブルスピードのDXD:768kHzに対応、384kHzまでのMQAのフルデコードに対応。

DACチップの4チャンネル「トゥルー・ネイティブ」設計により、PCMとDSDが別の経路を通るため、どちらの信号もビットパーフェクトの状態で伝送されます。

S/PDIF経由でのMQAフルデコードに対応しているので、CDトランスポートと組み合わせてMQA-CDも楽しめる、まさにハイレゾ天国の製品です!

独自のジッター除去技術や、デジタルフィルターも組み込まれています。TIDAL「Masters」やMQA-CDなどで使用されているMQAフォーマットも、USBとS/PDIF(同軸、光)入力で対応。

メーカー曰く「洗練された回路が家庭環境のあらゆるオーディオ・フォーマットに煌めくような音をお届けします」としています。

■ アナログ回路は本機のために開発された独自のフルバランス回路設計「PureWave」を搭載。

この「PureWave」という名称は、並外れたリニアリティーと最少のノイズと歪みによって達成された純粋な音を表している言葉です。

新開発の「バランス・シンメトリカル・デュアルモノ・トポロジー」を採用し、短くダイレクトな信号経路で、「並外れたリニアリティーと最少のノイズと歪み」を追求。

全体にわたって高品質な部品が使用されていますが、その中には超低歪みのiFi特製オペアンプ、多層セラミックのTDK C0Gキャパシター(クラス1セラミック)、MELF薄膜抵抗器、そしてムラタと太陽誘電株式会社の低ESRハイQ多層キャパシター誘導子が含まれています。

低ESR(等価直列抵抗)、ハイ・リニアリティー、低歪みといった、クラスをリードする品質が音質に大きな効果を発揮。

オーディオファイル・グレードのコンポーネントを使用し、低レベルのノイズと歪みによって「高い純度」を実現しています。

最高度の解像度を保つために、ボリュームは精密なマイクロプロセッサーでコントロールされた抵抗ラダー経由で、アナログ領域で調節します。


■ 電源供給回路には優れたPSRR(電源電圧変動除去比)を示すというリニア・レギュレーションを採用。

同ブランドのアクティブノイズキャンセレーション搭載の高音質電源アダプター「iPower5V」が付属します。


■ ヘッドフォン・アンプ・ステージは、どんなタイプのヘッドフォンを駆動してもパワーと安定のバランスを見事に保ちます。

高感度なインイヤーモニターから莫大な電流を要求するプレーナー型ヘッドフォンに至るまで、冷静沈着に駆動します。

4.4mmバランスヘッドフォン出力からは1000mW/32Ω以上の強力な出力を継続して供給することができるので、迫力のある低音をあるがまま感じることができます。


■ 入力は光/同軸デジタル/USB端子、出力はXLRライン/RCAライン/4.4mmバランス/6.3mmバランスエンド端子を搭載。

ヘッドホン出力は4.4mmバランスと、6.3mmアンバランスを各1系統、本体前面に搭載。 バランス出力では最大出力1,040mW以上(32Ω時)を継続して供給可能、アンバランス出力の最大出力は295mW以上(同)。

ボリュームは音の解像感を保つため、マイクロプロセッサーでコントロールされた抵抗ラダーを経由し、アナログ領域で調節する仕組みを採用しています。

ヘッドホン出力の他に、固定ライン出力、可変ライン出力を含めて3つの動作モードが利用可能で、固定ライン出力ではプリメインアンプやプリアンプに接続可能です。

可変ライン出力を備えたDAC&プリアンプとして使うこともでき、パワーアンプやアクティブスピーカーに接続する場合に適しています。

アナログ出力としてXLRバランスとRCAシングルエンドの各1系統を装備しています。


■ 筐体はアルミニウム製で、縦置き/横置きの両方が可能。

本体前面のOLEDディスプレイに再生中のフォーマットやボリュームレベルなどを表示できます。横置き/縦置きを自動認識、縦置きにすると液晶画面が自動的に回転します。


■ 動作モードは固定ライン出力/可変ライン出力/ヘッドフォン出力の3つを備えます。

・外形寸法は214×146×41mm
・質量は970g。


・付属品:カード型リモコン、標準ミニアダプター、Bluetoothアンテナ、RCAケーブル(30cm)、USBケーブル(30cm)、ACアダプター(iPower5V)、縦置きスタンド


■ では、試聴してみましょう。

高級ヘッドホンアンプの中心価格帯に真っ向から勝負した意欲作と言うのが第一印象です!

デザイン的にはZANシリーズのような奇抜さはありませんが、正統派のシステムに組み込みやすいデザインだと思います。接続端子や、ボリュームなどのつまみ類も使いやすく、広くお勧めできる製品となっています。

機能や音質はさすがiFi-audio製品だけあって入念に計算されており、全く隙が無く素晴らしい完成度を誇ります、まさに死角無し!

ZENシリーズでは物足りなく、Proシリーズは価格的に難しかった方に、この抜群のコストパフォーマンスは嬉しい限りですね。

ヘッドホンアンプとしての利用はもちろんですが、あらゆるデジタルフォーマットに対応しているので、システムのデジタル対応を一気に広げる事が出来ます。

パソコンのハイレゾ音源のUSB-DACとして、スマホに保存しているハイレゾ音源をBluetooth5.0で受信、テレビやゲーム機器から光デジタルで接続したり、CDプレーヤーと接続してMQAを再生したりと、様々な機器と接続して、より幅広く音楽を楽しむことが出来るようになります!!

もちろん対応するレートも現在使われている最高レートに対応しており、出来ない事が無いと思える充実した内容を誇ります!!

この製品は、マニアックなオーディオファイルの方でも満足できると思いますが、初心者の方でも使いやすいようにシンプルな設定メニューが採用されている点も高く評価できます。 デジタル入力だけでよければプリアンプとしても十分使う事が出来ますよ。

音質は価格からの期待を大きく超えて抜群のコストパフォーマンスの高さに驚きます。 深みのある低音域とクリアで自然な中高域が素晴らしく、音場の背景の静かさもとても印象的です。

アナログ回路はあの「ジョン・カール氏」が監修しただけあって、バランスも良く作りこまれた完成度の高さがあり、このクラスとしては不満を感じさせない見事なサウンドと言えます。

(ichinose)



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