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[ 2021年 4月 6日付 ]

 アイファイ・オーディオ「ZEN-DAC」のバージョンアップモデルが新発売!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、アイファイ・オーディオより、抜群のハイコストパフォーマンスで絶大な人気を誇る「ZEN-DAC」にスペシャルチューニングを施した『 ZEN-DAC-Signature(ゼン・ダック・シグネチャ) 』が発売されましたので、ご紹介いたします。



■ 今回大きく変わった点として「ZEN-DAC-Signature」ではヘッドホンアンプ回路を削除して純粋なUSB-DACとして設計!!

この回路のシンプル化によって、信号経路と重要部品の純度を大幅にアップさせる事に成功しております。現行の「ZEN-DAC」ですら、並外れた低価格でフルバランス回路設計の利点を導入していましたが、Signatureエディションでは、さらに強化されたトゥルー・ディファレンシャル・バランス・トポロジーによって極限と言えるほどのハイコストパフォーマンスを追求しています。

ノーマルの「ZEN-DAC」と「ZEN-CAN」を組み合わせている方も多かったと思いますが、同等クラスのヘッドホンアンプがダブってしまい、もったいないとの指摘が多くありました。今回は「ZEN-DAC」をUSB-DACに特化する事により、無駄が無くなり、その分シンプルな回路で贅沢に設計されています。


■ 回路のグレイドアップとして鍵となる表面実装回路部品がハイエンドグレードのものにアップグレードされています。


回路も洗練され、短くダイレクトな信号経路を確保して、最高に純粋な信号伝送を実現。これによって、サウンドの細部や表情がさらに向上しています。端子類は全て高品位な金メッキ接点を採用。


・ パナソニック製のOS-CON


非常に低いESR(等価直列抵抗)、優れたノイズ低減能力、周波数特性を実現。電解質が固形なので、OS-CONは長寿命であり、低温時のESRの変化もほとんどありません。


・ 東京コスモス電機(TOCOS製)のマルチトラック・ポテンショメーター


チャンネル・マッチング許容範囲が厳密なので、静かなリスニング・レベルでも(ポテンショメーターの下のポジションでも)最適なパフォーマンスを得ることができます。


・ ムラタ(muRata製)コントロール・タイプの低ESRハイQ多層キャパシター


ムラタの「ESR制御」は特別なもので、感動を覚えるほどのノイズ抑制能力を持ちます。


・ エルナー社(ELNA製)のSilmic IIキャパシターを使用


この新開発の誘電体(電解紙)の主要素材はシルク繊維で、アルミニウム電解キャパシターの材料としては考えられないものでしたが、シルク繊維を叩解してマニラ麻繊維と混抄することによって、ハイグレードな音楽用のアルミニウム電解キャパシターを生み出し、その結果、類を見ない優れた音響特性と優れたリニアリティーを実現。


■ トゥルー・ネイティブ

「ZEN-DAC-Signature」のデジタル・ステージは、数々の賞を獲得したZEN DACの「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアを踏襲しており、これがPCM(32ビット/384kHzまで)、ネイティブDSD(DSD256まで)、DXDを「ビットパーフェクト」で処理します。もちろん、MQAにもレンダラーで対応しています。

入力オーディオ・データのサンプリングレートは、アルミニウム製のボリューム・コントロールの後ろにあるマルチカラーのLEDで表示されます。iFiがプログラムしたXMOSチップ(USB入力のデータを処理します)と、ジッターを除去したオーディオファイル・グレードのオシレーターによって、デジタル・オーディオ信号の受信、処理、アナログ変換が模範的に実行されます。


■ 魂を接続する


「USB B」入力はスーパースピードのUSB3.0に準拠するとともに、USB2.0とも互換性があります。エイシンクロナスなので、データ・レートは「ZEN-DAC-Signature」の専用オーディオ・クロック回路でレギュレーションされ、ソース機器からの精確でジッターのないデータ伝送を実現。ステレオ・ペアのRCAソケット(アンプへのシングルエンド接続用)とペンタコン4.4mm出力端子を装備しています。


このペンタコン4.4mm端子が、伝統的な大型のXLRコネクターを装備できないコンパクトな製品間でのバランス信号伝送を可能にしています。

バランス入力端子を備えたアンプやアクティブ・スピーカーに接続すると(4.4mmペンタコンまたは4.4mm→XLRケーブル経由でのステレオXLR入力)、「ZEN-DAC-Signature」のフルバランス回路設計の利点をフルに耳で聞くことができます。あなたの魂に語りかけてくるでしょう!!


■ 固定か可変かを選べます


「ZEN-DAC-Signature」の出力は「variable(可変)」と「fixed(固定)」を切り替えることができます。

「variable(可変)」を選択すると、ボリュームをコントロールできるので「ZEN-DAC-Signature」をプリアンプとして使い、パワーアンプにダイレクトに接続することができます。

「fixed(固定)」を選択すると、ボリューム・コントロール回路をバイパス、出力を4.2V(バランス)または2.1V(シングルエンド)に固定し、プリメインアンプ、アクティブ・スピーカーに接続することができます。




■ バーブラウン・トゥルー・ネイティブ・チップセットを使用


ファイル・フォーマットが変更されずにそのまま保持される「ビットパーフェクト」、録音時に使用されたフォーマットのままで、アーティストが意図した音楽をそのまま聴くことができます。

iFiは幅広い製品にバーブラウンを使用しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。

iFiはバーブラウンのICに豊富な経験を持っているので、その能力を最大限に引き出す方法を知っています。

TEXAS-INSTRUMENTS(テキサス・インスツルメンツ製)低ノイズICによる、すばらしいユニティゲイン幅、超低ノイズ、超低歪み、高出力駆動能力、100dBを超えるコモンモード及び電源電圧変動除去比、最大出力電圧振幅帯域幅、高いスルーレートを実現。


■ フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・メモリー・バッファ搭載


デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これにはGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・メモリー・バッファも含まれています。

ジッターの問題を解決するシステマティックなデジタル・ソリューションが搭載されています。


■ 「ZEN-CAN」もSignatureバージョンの「ZEN-CAN-Signature」が同時発売されています。


もちろん、こちらも同様のグレイドアップが果たされています(近日中にレポート予定)。

しかし、なんと言っても今回の注目は「ZEN-DAC-Signature」と「ZEN-CAN-Signature」のセットモデルなんです。


何とバランスケーブルの「4.4 to 4.4 cable」もセットされており、俄然お買い得になっています!! ZEN-DAC-Signatureは、ZEN-CAN-Signatureと組み合わせるとすばらしいパフォーマンスを発揮します。

デジタルでもアナログでも、すばらしいデスクトップ・ヘッドフォン・システムができあがります。


並外れたパフォーマンスと柔軟な対応性を驚異的な価格で実現したiFiの「ZEN-Sigシリーズ」はオーディオ史に残る作品に仕上がっています。

バランス接続でパワーアンプと組み合わせて、ハイエンドスピーカーを鳴らす事も出来るパフォーマンスを誇ります。何とも夢の広がるシステムではないでしょうか!! 超お勧めの逸品です。
(ichinose)


アイファイ・オーディオ『 ZEN-DAC-Signature 』

    ZEN-CAN『 Signatureバージョン 』もラインナップ!