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音場工房

ご注目!! アイファイ・オーディオ「ZEN-DAC-Signature」がV2となって再発売されました!!

  • ichinose
  • こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

    前回は限定台数での発売だったため、あっと言う間に予約で完売してしまった「ZEN-DAC-Signature」ですが、今回「V2」バージョンにグレードアップして再発売されましたので、ご紹介します。

前回の「ZEN-DAC-Signature」との大きな違いは2点となります。

@MQA音源には遂に、レンダラーでフルデコード対応となりました。

A前作は電源別売りでしたが、iFi独自のノイズキャンセリング技術ANC IIが搭載されたオリジナルの高性能電源「iPower II 5V」が付属します。

「ZEN-DAC-Signature」の特徴をご紹介。

オリジナルのZEN-DACとの大きな違いは「ZEN-DAC-Signature」では、ヘッドフォンアンプ回路を削除して、純粋なUSB-DACとして贅沢に設計されていることです!

スペースブルーの仕上げに包まれた「ZEN DAC Signature V2」は、純粋でシンプルなUSB-DACとして設計されています。

ヘッドフォンアンプを内蔵していないので、その唯一の目的は、ヘッドフォンアンプであれ、通常のアンプであれ、あるいはアクティブスピーカーであれ、要は外付けのアンプにハイクオリティーな信号を送ることです。

この回路の単純化によって、信号経路と最重要な部品のアップグレードを実現しています。

現行のZEN DACは、並外れた低価格でフルバランス回路設計の利点を導入しましたが、Signatureエディションは、強化されたトゥルー・ディファレンシャル・バランス・トポロジーによって、さらに性能を高めています。

ノーマル製品の「ZEN-DAC」と「ZEN-CAN」を組み合わせて使っている方も多いと思いますが、同等クラスのヘッドフォンアンプがダブってしまいもったいないとの指摘が多くありました。

今回は「ZEN-DAC」側をUSB-DACに特化する事により、無駄が無くなり、その分シンプルな回路でより贅沢に設計されています。

表面実装回路部品がハイエンドグレードのものにアップグレード!

回路も洗練され、短くダイレクトな信号経路を確保して、最高に純粋な信号伝送を実現。これによって、サウンドの細部や表情がさらに向上しています。端子類は全て高品位な金メッキ接点を採用。

・パナソニック製のOS-CON

非常に低いESR(等価直列抵抗)、優れたノイズ低減能力、周波数特性を実現、電解質が固形なので、OS-CONは長寿命であり、低温時のESRの変化もほとんどありません。

・東京コスモス電機(TOCOS製)のマルチトラック・ポテンショメーター

チャンネル・マッチング許容範囲が厳密なので、静かなリスニング・レベルでも(ポテンショメーターの下のポジションでも)最適なパフォーマンスを得ることができます。

・ムラタ(muRata製)コントロール・タイプの低ESRハイQ多層キャパシター

ムラタの「ESR制御」は特別なもので、感動を覚えるほどのノイズ抑制能力を持ちます。

・エルナー社(ELNA製)のSilmic IIキャパシターを使用

この新開発の誘電体(電解紙)の主要素材はシルク繊維で、アルミニウム電解キャパシターの材料としては考えられないものでしたが、シルク繊維を叩解してマニラ麻繊維と混抄することによって、ハイグレードな音楽用のアルミニウム電解キャパシターを生み出し、その結果、類を見ない優れた音響特性と優れたリニアリティーを実現。

トゥルー・ネイティブ【 MQAにはレンダラーでフルデコード対応 】

「ZEN DAC Signature V2」のデジタル・ステージは、数々の賞を獲得したZEN DACの「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアを踏襲しており、これがPCM(32ビット/384kHzまで)、ネイティブDSD(DSD256まで)、DXDを「ビットパーフェクト」で処理します。MQAにはレンダラーでフルデコード対応します。

入力オーディオ・データのサンプリングレートは、アルミニウム製のボリューム・コントロールの後ろにあるマルチカラーのLEDで表示されます。iFiがプログラムしたXMOSチップ(USB入力のデータを処理します)と、ジッターを除去したオーディオファイル・グレードのオシレーターによって、デジタル・オーディオ信号の受信、処理、アナログ変換が模範的に実行されます。

魂を接続する

「USB B」入力はスーパースピードのUSB3.0に準拠するとともに、USB2.0とも互換性があります。エイシンクロナスなので、データ・レートは「ZEN DAC Signature」の専用オーディオ・クロック回路でレギュレーションされ、ソース機器からの精確でジッターのないデータ伝送を実現。

ステレオ・ペアのRCAソケット(アンプへのシングルエンド接続用)とバランス伝送のペンタコン4.4mm出力端子を装備しています。

このペンタコン4.4mm端子が、伝統的な大型のXLRコネクターを装備できないコンパクトな製品間でのバランス信号伝送を可能にしています。

バランス入力端子を備えたアンプやアクティブ・スピーカーに接続すると(4.4mmペンタコンまたは4.4mm→XLRケーブル経由でのステレオXLR入力)、「ZEN DAC Signature」のフルバランス回路設計の利点をフルに耳で聴くことができます。あなたの魂に語りかけてくるでしょう!!

固定か可変かを選べます

「ZEN DAC Signature」の出力は「variable 可変」と「fixed 固定」を切り替えることができます。

「variable(可変)」を選択すると、ボリュームをコントロールできるので「ZEN DAC Signature」をプリアンプとして使い、パワーアンプにダイレクトに接続することができます。

「fixed(固定)」を選択すると、ボリューム・コントロール回路をバイパス、出力を4.2V(バランス)または2.1V(シングルエンド)に固定し、プリメインアンプ、アクティブ・スピーカーに接続することができます。

バーブラウン・トゥルー・ネイティブ・チップセットを使用

ファイル・フォーマットが変更されずにそのまま保持される「ビットパーフェクト」、録音時に使用されたフォーマットのままで、アーティストが意図した音楽をそのまま聴くことができます。

アイファイ・オーディオは、幅広い製品にバーブラウンを使用しています。そのナチュラルサウンドの「音楽性」と「トゥルー・ネイティブ」アーキテクチュアによって選定したものです。同社は、バーブラウンのICに豊富な経験を持っているので、その能力を最大限に引き出すことができます。

TEXAS-INSTRUMENTS(テキサス・インスツルメンツ製)低ノイズICによる、すばらしいユニティゲイン幅、超低ノイズ、超低歪み、高出力駆動能力、100dBを超えるコモンモード及び電源電圧変動除去比、最大出力電圧振幅帯域幅、高いスルーレートを実現。

フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・メモリー・バッファ搭載

デジタル・ステージにはジッター除去テクノロジーが幅広く適用されており、これにはGMT(Global Master Timing)フェムト秒精度のクロックとインテリジェント・メモリー・バッファも含まれています。

ジッターの問題を解決するシステマティックなデジタル・ソリューションが搭載されています。

iPower IIで万全の動作を

「ZEN DAC Signature V2」はバスパワーでも動作するものの、音質的観点から言えば外部電源を使うのがベストです。同製品には、iFi独自のノイズキャンセリング技術ANC IIが搭載された「iPower II 5V」が付属します。

ZEN-CANもSignatureバージョンの「ZEN-CAN-Signature-6XX」が同時発売されています。

もちろん、こちらも同様のグレードアップが果たされています(次回レポート予定)。

今回も注目は「ZEN DAC Signature」と「ZEN-CAN-Signature」のセットモデルです。

何とバランスケーブルの「4.4 to 4.4 cable」もセットされており、俄然お買い得になっています!!

「ZEN DAC Signature」は「ZEN CAN Signature」と組み合わせるとすばらしいパフォーマンスを発揮。デジタルでもアナログでも、すばらしいデスクトップ・ヘッドフォン・システムができあがります。

もちろんパワーアンプを接続して、ハイエンド級のシステムに発展させることもできます。

並外れたパフォーマンスと柔軟な対応性を驚異的な価格で実現したiFiの「ZEN-Sigシリーズ」はオーディオ史に残る作品に仕上がっています。バランス接続でパワーアンプと組み合わせて、ハイエンドスピーカーを鳴らす事も出来るパフォーマンスを誇ります。

何とも夢の広がるシステムではないでしょうか!! 超お勧めの逸品です。

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