[ 2021年 11月 16日付 ]
東京インターナショナルオーディオショウに行ってきました。
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こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。
11/5より、東京国際フォーラムで開催されていました「第38回 2021東京インターナショナルオーディオショウ」に行ってきました。
会場の様子を簡単ではございますが、ご紹介させていただきます。
エントランス
今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、事前の完全予約制となっておりました。
各ブースでも入場制限がかけられており、人数制限の上イベントが開催されておりました。
D&M(デノン) [G701]
DENON・Marantz製品はもちろん、B&WやDALIといった人気製品や、POLKAudioなどの注目の新製品も展示されていました。
D&M(マランツ) [G510]
何といっても、今年最大の注目はB&WのD4シリーズですね! 805D4、804D4、803D4、802D4、801D4と勢揃い。
いずれのモデルも、ツイーター・筐体・ミッドレンジなど、全てが大きく進化しているが、特に注目はブックシェルフの「805 D4」と、フロア型の「804 D4」。
従来は、通常のフロントバッフル構造でしたが、上位機と同じ構造の湾曲合板が採用されており、音場の再現性が大幅にアップしている。
アキュフェーズ [G407]
注目のプリメインアンプ「E-5000」で、大型のフロア型スピーカーを鳴らしていました。
超大型のAB級プリメインアンプは、アキュフェーズとしては今までにない製品といえますが、さすがの完成度でファインオーディオの「F-1」も余裕で鳴らしていました。
とてもプリメインアンプの音とは思えない感動のクオリティーです。ちなみに、今後AB級の製品は4桁で、純A級の製品は3桁の型番となるそうです。
アキュフェーズのもう一つの注目はプリアンプ「C-2900」です。「C-2850」の後継モデルというより「C-3900」の直系と呼びたくなる製品です。
重厚な音質の「C-3900」と、透明感とフレッシュな音質の「C-2900」で、双璧といえるクオリティーを誇ります。
ラックスマン [G408]
こちらも注目のパワーアンプ「M-10X」を試聴できました。ラックスマンの新しい旗手モデルとして、新鮮なサウンドが印象的です。
今後はこのサウンドを基準として、下位モデルに向けて発展されると思われます。今後の新製品にも期待です。
プリメインアンプの新製品「L-507Z」が展示されていました。
「L-509X」のノウハウを継承し、"LIFES"をプリメインアンプとして初めて搭載した注目モデルです。
ステラ/ゼファン [G409]
「CHプレシジョン」「テグダス」などの超ド級ハイエンドモデルを鳴らしていました。
ゴールドムンドのアンプで、VividのスピーカーGiyaを鳴らしていました。
中央のブラックの巨大なタワーは、バッテリー方式のクリーン電源STROMTANKですね。
テグダスのフラッグシップターンテーブル「Air Force Zero」です。総重量300kg超えの究極のアナログです。
すべてが小さく見えます...。
ディナウディオジャパン [G410]
8月にEmitシリーズが一新されたディナウディオです。抜群のコストパフォーマンスを誇る、お勧めスピーカーです。
40周年記念モデル "The Special Forty" も人気です。
エイアンドエム [D401]
日本での人気もさることながら、海外では絶大な人気を誇る、エアータイト。
真空管が持つ独特の空気感が支配するブースは、ホールでの演奏を楽しむような圧巻の世界観でした。
ハーマンインターナショナル [Hall D5]
ブランド創立75周年を迎えたJBLを擁するハーマンインターナショナルでは、JBLのアニバーサリーモデルが並ぶほか、マークレビンソンの新型アンプなども展示。
ずらりと並んだハーマン取り扱いブランドのアンプ/プレーヤー類。
輸入再開を発表したアーカムのプレーヤー/アンプも展示されていました!
アーカムも間近で見てきました。
デザインはシンプルですが、明るくパワフルなサウンドは非常に魅力的な製品でした。
ユキム [D503]
いま最もホットなアクティブスピーカーとして注目の「エアパルス」A80、A100、A300といずれも出色の出来栄えで、価格を超えたサウンドが楽しめます。
PCのモニタースピーカーに使うのはもったいない!! 本格的なハイファイモニタースピーカーとして使われている方が増殖しています。
「エアパルス」A300プロが専用スタンドにセッティングされていました。
時間をおいてELACと比較しましたが、トールボーイスピーカーと比較してもその表現力・実在感は決して負けていません。
ヨシノトレーディング [D502]
真空管の鬼才、ティム・デ・パラビチーニ氏が昨年亡くなられました。
ブランドの顔ともいえる真空管アンプは現在、息子さんが設計を引き継いでいるとのことです。
今回は遺作となる300Bを使用したアンプがデモされていましたが、ディアパソンのスピーカーとの組み合わせは艶やかで朗々と歌うような空間でした。
テクニカルオーディオデバイセズラボラトリーズ(TAD) [G401]
今年は新型スピーカーE2を発表したTAD。
TADらしいストレートな表現に、真面目ですが音楽的余韻もゆとりがある表現で、より親しみのあるサウンドと価格に興味を惹かれました。
アーク・ジョイア [G403]
エステロンのスピーカーにソウリューションのアンプ。
やや音が飽和気味で個人的には少々きつかったです。
アッカ [G504]
YGアコースティックのカーメルの特注カラーがお目見えです。
クレルのアンプとの組み合わせは音楽がストレートに耳に届きます。
協同電子エンジニアリング(フェーズメーション) [G503]
真空管パワーアンプ「MA-1500」「MA2000」とパッシブプリアンプ「CM-2000」でファインオーディオの「F-1」をデモしていました。
新製品のフォノイコライザーや昇圧トランスも好評で充実したラインアップを誇ります。
エレクトリ [G502]
新製品のプリアンプ「C-8」、CDプレーヤー「MCD85」、パワーアンプ「MC830」の新しいデザイン提起モデルがそろって展示されていました。
マッキントッシュ、PASSのアンプ群でマジコのスピーカーをデモしていました。
CSR(ソウルノート) [G508]
SACDプレーヤー「S-3ver2」、プリアンプ「P-3」、ネットワーク再生システム「ZEUS」を中心にデモを実施していました。
素晴らしく音が良かったと、もっぱらの評判でした。
CSR(ソウルノート)のブースでは、開発中のモノラルパワーアンプ「M-3」を参考出品。流石のサウンドを聴かせていました...。完成が楽しみです。
太陽インターナショナル [G610]
ジェフローランド、ナグラのアンプ群、dcsのRossiniシリーズで、アバロンのハイエンドモデルをデモしていました。
今井商事 [G608]
人気のかわいらしい「ヤーン」のスピーカーをデモしていました。発売予定のスタンド付きウーファーは注目です。
エソテリック [G602]
今回のショーで話題独占となった超ド級ターンテーブルです。
非接触のオリジナル・アイドラードライブ・駆動方式!フローティングターンテーブルという画期的な製品です。
YAMAHA [G604]
NS3000、NS5000、GT5000などのハイエンドモデルでデモしていました。
ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" より
コロナの影響で2年ぶりに開催された東京ハイエンドショウでした。
人数制限がありましたがなかなかの盛況ぶりで、新製品の話題も満載で楽しむことができました。
メーカーさんとも久しぶりに会った事もあり随分と話し込んでしまい、じっくりと聞き込むことができずにとても残念でした。
今度は大阪で開催される「オーディオセッション in OSAKA」に行ってご紹介させていただきます。