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[ 2016年 11月 1日付 ]

“11月1日”マッキントッシュ製品大幅価格改定敢行!!プリアンプの新製品「C47」「C52」が早くも大幅値下げ!!

ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
最近の円高の恩恵もあり、11月1日よりマッキントッシュが製品の大幅価格改定を敢行し、今年1月に発売されたばかりのプリアンプの新製品「C47」「C52」が早くも大幅値下げされました!

本日は、その「C47」「C52」のコンセプトと魅力をリポートして参ります。


憧れのマッキントッシュが大幅値下げ!

マッキントッシュ(McIntosh)、それはマランツ(marantz)と並び称される米国オーディオ界の2大ブランドの一つであり、オーディオを志した人は、一度はあのフルグラスのイルミネーションパネルに憧れたのではないでしょうか。そして現在もなお、確固とした地位を保ち続けているオーディオメーカーです。

マッキントッシュは、Frank H. McIntoshによって1949年に米国ワシントンに設立されました。その後ニューヨーク州に本拠を置き、著名なGordon J. GowとSidney Cordermanがエンジニアに加わって、現在まで半世紀以上も続く同社の基礎を創り上げたのです。

マッキントッシュの製品作りは、「音楽への愛情」を背景とし、最先端技術を実用的に精錬して、恒久的な信頼性と安定性を得ることにあると言います。

その結果の一つとして、マッキントッシュのアンプは完全性と永続性を求めたデザインを採用しています。それは伝統的なフルグラスのイルミネーションで着飾ったフロントパネルであり、視認性の高いグリーン、ブルー、レッドのインジケーションとブルーのメーター表示は漆黒のグラス面と相まって、非常に美しい差別化されたデザインで、他社の追随を決して許しません。

その憧れのマッキントッシュ製品が11月1日より大幅な価格改定を敢行し、新製品のプリアンプ「C47」「C52」も大幅値下げされました!

プリアンプ「C47」「C52」とは?

現在、マッキントッシュのプリアンプは、真空管式と半導体式が混在し、実に11機種(2016.10現在)に上ります。今回ご紹介する2機種は同社の中核モデルという位置づけです。

従来の「C48」と「C50」の後継機となります。デザインは同社のアイデンティティでもある前述のフロントパネルを踏襲したものです。

上手くコストダウンに成功した「C47」

「C47」は、前作「C48」から5バンドイコライザーを省略し、音質性能を犠牲にすることなく上手くコストダウンに成功したモデルです。確かに中央のイコライザーのツマミがなくなったため、若干デザイン的に寂しさは感じますが、それ以外の機能は充実したものになっています。

入力系は多彩で、そこはマッキントッシュです。ラインレベルはアンバランス3系統とバランス2系統、フォノ入力はMMとMCが個別に用意されており、負荷インピーダンスや容量も選択できる新設計です。

さらに前作「C48」にはなかった(「C50」には搭載されていた)デジタル入力が、同軸/光/USBの3系統に加え、同社製品(MCT450 SACD/CDトランスポート)専用のデジタルDIN入力を装備し、SACD再生のDSD伝送を可能としているのが画期的です。

DAC素子には、DSD入力に対応するため、従来機 「C50」に搭載されていた「PCM1795」から「ES9016S」に変更されており、USB入力ではDSD256(11.2MHz)の最新フォーマットにも対応しています。

内容的には新規に設計された表面実装を多用したオーディオ基板を、シャーシ内部に巧みに収納することで、一体型のプリアンプでありながら、電源部とデジタル系の回路が巧みに隔離された構造になっています。

ボリュームは従来機を踏襲しており、経年変化が少ない0.5dB単位214ステップのVRV(Variable Rate Volume)電子ボリュームを採用し、音量数値は、フロントパネルの中央に表示されます。

5バンドイコライザーに替わって通常の低音と高音のトンコントロール機能(INPUTノブとVOLUMEのノブで設定)はあり、個々の入力ソース毎に割り当ても可能です。高音質のヘッドホン出力がフロントに装備されており、HXDクロスフィード機能により前方定位も可能です。

充実した内容の「C52」

一方、上級機「C52」も「C50」から抜本的に設計が見直され、入力の種類は「C47」と同様ですが、アンバランンス4系統、バランス3系統、「C47」同様MM/MCが個別に用意されています。

アナログ出力もアンバランス4系統、バランス3系統(メイン出力に加え、オン・オフ操作ができる2系統の出力とプロセッサー出力を装備)と最近のプリアンプとしては珍しい程充実しており、まさに何でもありのプリアンプと言えます。

さらに前作「C50」同様、パワーアンプではお馴染みのブルーアイのレベルメーターや8バンドイコライザーを搭載。

また、イコライザーの調整用のアッテネーターは、従来機より信頼性を向上させたものを採用しているとのことです。電子式のボリュームやD/Aコンバーターは「C47」と同様のものが採用されています。

試聴しました

サウンドは、「C47」は、その構成がシンプルなことから従来のマッキントッシュとは少し違う、新しい方向性の音と感じました。あの我々が思い浮かべるコッテリとしたそれではなく、比較的若々しい、色付けのないサウンドとなっていました。

これはこれで新しいマッキントッシュファンをつかめるのではないかとも感じました。

また「C52」は、期待通りの堂々たる、たっぷりサウンドで、中低域の厚みはマッキントッシュそのもので、これぞマッキン、されどマッキンと言えます。ただ往年のサウンドとは違い、グラマラスになりすぎることはなく、適度な締まりやリアルな音像表現は、やはり新世代のマッキントッシュサウンドでもあると感じました。

8バンドのイコライザーを有効に生かせば、さらに楽しいサウンドも享受できると思います。

そして、D/AコンバーターやUSB-DACを有効にお使いになれば、最新のデジタルソースでありながら、そこにはマッキントッシュのエッセンスが効いたデジタルサウンドという特典も得られるのです。まさに一粒で二度も三度も美味しいサウンドが楽しめると思います。

最後に

これら「C47」「C52」にはやはりマッキントッシュのパワーアンプと行きたい所ですが、そこはセパレートアンプ。プリメインアンプからのグレードアップはもちろん、今お持ちのパワーアンプをお使いになることで、十分なマッキントッシュサウンドが楽しめると思います。
(※パワーアンプに比べ、プリアンプの方が再生音に対する支配力が大きい)

まずはプリアンプから・・・。貴方も憧れのマッキントッシュのオーナーになりませんか?やや円安傾向に振れつつある昨今。価格改定された今こそ、ご決断下さい。

※お願い:今回の値下げにより、マッキントッシュ製品の注文が殺到する可能性がございます。輸入製品のため納品までお待ち頂く場合もございます。予めご了承下さい。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。(あさやん)



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※ご紹介した製品は販売を終了いたしました。
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