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奇才コパチンスカヤによる神秘的な作品演奏
ロシアの音楽界において、唯一無比の存在である女性作曲家ウストヴォリスカヤは、学生時代にショスタコーヴィチに師事していたことで知られています。彼女が「私の作品は他人の作品とのつながりは絶対にない」と語っているように、その作品はどれも個性的、禁欲的で神秘的な作風を貫いていました。全ての曲には宗教的な精神が漲っており、美しさや心地よさとは一線を画した、厳しく渋い音の世界が広がっています。こんな特異な作品を嬉々として演奏しているのが、モルドヴァ生まれの鬼才ヴァイオリニスト、コパチンスカヤ。ウストヴォリスカヤの音楽を彼女はごく自然に捉え、この不可思議な音の羅列から豊かな物語を紡ぎだしています。ヨーロッパで高い名声を得ているピアニスト、ヒンターハウザーは、古典派から現代までのレパートリーを持っており、今回がECM初登場となります。
【演奏者】
パトリツィア・コパチンスカヤ(ヴァイオリン)
マルクス・ヒンターハウザー(ピアノ)
レート・ビエリ(クラリネット)
【録音】
2013年3月 ルガーノ・スイス放送局オーディトリオ
収録情報
ガリーナ・ウストヴォリスカヤ:
1 ヴァイオリンとピアノのためのソナタ (1952)
2 クラリネット、ヴァイオリン、ピアノのための三重奏曲 (1949)
3 ヴァイオリンとピアノのためのデュエット (1964)
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