2020年 ベートーヴェン生誕250年のアニバーサリー企画。
ビューローがピアノ音楽の「新約聖書」と呼んだベートーヴェンのピアノ・ソナタは、数あるピアノ・レパートリーの中でも中核をなす最も重要な作品群。
その中でも最後の3つのソナタは、ベートーヴェンが到達した孤高の境地が示されています。
2014年に完成したポリーニによるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集は、1975年に録音された第30番、第31番からスタートしました。
続いて1977年の第32番と、第28番&第29番が録音され、その後全集の完成までに39年を要しました。
近年はショパンなど主要レパートリーの再録音を進めているポリーニですが、いよいよベートーヴェンの再録音に取り組みました。
若き日の完璧な技巧から、深みと円熟を増し、ヒューマンな味わいで益々聴衆を魅了するポリーニによるベートーヴェン後期ソナタ集です。
ボーナス映像⇒ベートーヴェンと現代性〜イェルク・ヴィトマンxマウリツィオ・ポリーニ対談(約30分)
【演奏】
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)