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幻の未発表作品＝音楽の秘宝が、また新たに紐解かれる…。

ロック・シーンにおける孤高のレジェンド、ニール・ヤング。
新作音源からアーカイヴ音源まで、その広大かつ豊潤なキャリアを紐解きながら前進し続ける彼から、また新たなる未発表音源が届けられた。
もともと1977年にリリースを予定されていたのだが、その後”失われた幻の作品”として語り継がれていた未発表アルバム『CHROME DREAM』が、2枚組アナログ盤でも登場！
70年代のニール・ヤングの代表的アルバムとなっていたかもしれない幻の作品、その圧巻の全貌が、遂に紐解かれることになる…。

今もなお現代に伝えたい言葉をまとめあげた新作の発表にとどまらず、ロック史に燦然と輝く彼のカタログ作品や貴重なライヴ音源、未発表音源などを紐解いていくアーカイヴ・シリーズをリリースし続け、休むことなく歌と言葉を世界に発信し続ける、まさに「生ける伝説」の名に相応しい存在だ。

2023年4月にはオフィシャル・ブートレグ・シリーズ第三弾となる2作品を、そして7月にはオフィシャル・リリース・シリーズ・ボックス・セット第五弾を発表する彼から、2017年発表の『HITCHHIKER』、2020年発表の『HOMEGROWN』、2022年発表の『TOAST』に続いて、彼の貴重な未発表アルバムなどを紐解く”Speical Release Series”の最新作となる、新たなる幻のスタジオ・アルバム『CHROME DREAMS』が遂にオフィシャル作品としてリリースされることとなった！

この『CHROME DREAMS』は、1974年から1977年の間にレコーディングされていた12曲の楽曲を収録した未発表アルバムだ。
もともと1977年にリリースが予定されていたのだが、ニール・ヤングというアーティストにはよくある”計画の変更”により、このアルバムは以降正式な形で発表されることはなく、そこに収録されていた楽曲たちは、違う作品を形成する重要な楽曲の一つとして、別の形となって後にリリースされていった。

ここに収録されている12曲の中には他の時代に違う形で発表されていた楽曲も含まれているのだが、その全てが”ニール・ヤング”というアーティストの人生を通じた創作過程の一部となる貴重なオリジナルの形でここに収録されており、歴史的に重要な位置づけがなされる記念碑的な意味合いを持つ非常に重要なアルバムだ。

1977年にリリースされたクレイジー・ホースとのスタジオ・アルバム『AMERICAN STARS 'N BARS』に形を変えて収録されることとなった「Will to Love」や「Like a Hurriane」、「Homegrown」といった楽曲や、1979年にリリースされたスタジオ音源とライヴ音源を組み合わせた『RUST NEVER SLEEPS』にも収録されていた「Pocahontas」や「Powderfinger」。
1993年のアンプラグド・アルバムで披露された「Stringman」といった楽曲の原型ともいえるオリジナル音源を収録したこの『CHROME DREAMS』は、彼の創作活動、そして楽曲の制作過程を垣間見せてくれるかのような貴重な未発表アルバムであると同時に、以降未来を切り開いていくミュージシャンの道しるべともいえる非常に重要な作品でもあるのだ。

アナログ盤は全12曲を3面に収録、4面はエッチング・サイドとなっている。