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ベートーヴェン(1770年〜1827年)の生誕250年記念。バレンボイムとピンカス・ズッカーマンが参加した演奏を中心とした室内楽作品集。
「ヴァイオリン・ソナタ」では、ズッカーマンはその美しい音色を駆使しながらベートーヴェンの精神に迫り、
バレンボイムの瑞々しいピアノとの息もピッタリの新鮮な演奏です。
「ピアノ三重奏曲」では、名チェリストのデュ・プレと当時の夫君バレンボイム、そしてその盟友ズカーマンの
気心知れた三人による打々発止の渡り合いは見事で、ピアノ・トリオの醍醐味が存分に示された演奏。
「チェロ・ソナタ」も、力強くそれでいて伸びやかな美しさと緊張感がみなぎった演奏です。
「弦楽三重奏」では、イツァーク・パールマン、リン・ハレルとズッカーマンによるもので、
充実した室内楽の世界が随所で展開されている作品。
名手3人が、安定した構成と豊かな響きにより、
これらの作品の魅力が四重奏曲などにも匹敵することを証明してくれた名演です。
ベルリン・フィル&シカゴ交響楽団の首席管楽器奏者らとバレンボイムとの「五重奏曲」も、
単に技巧が卓越しているだけでなく、響きの柔らかさと自然な歌が溢れるように流れ出てくる、
音楽の本質を見事に捉えた演奏も収録されています。
【演奏】
ダニエル・バレンボイム(ピアノ:CD1-6, CD9-11)、
ピンカス・ズッカーマン(ヴァイオリン:CD1-4, CD9-11/ヴィオラ:CD7-8)、
ジャクリーヌ・デュ・プレ(チェロ:CD5-6, CD9-11)、イツァーク・パールマン(ヴァイオリン:CD7-8)、
リン・ハレル(チェロ:CD7-8)、ジェルヴァース・ドゥ・ペイエ(クラリネット:Op.11)、
ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ:Op.16)、ラリー・コムズ(クラリネット:Op.16)、
デイル・クレヴェンジャー(ホルン:Op.16)、ダニエレ・ダミアーノ(ファゴット:Op.16)
【録音】
1969-1973年(ソナタ、ピアノ三重奏曲)/1990-1993(弦楽三重奏曲、五重奏曲)