『モダーン:特に20世紀のものの中で芸術の最も革新的な形式』とフランスのラルース辞典で定義された、「管楽器のための音楽」の新しいアンソロジーのための作品集。
これらの作品において注目を集めるものは、異なる方法でそして異なる分野で革新的なものです。
そして進歩的かつ冒険的なものでもあります。このアルバムで取り上げられた4人(ミヨー、ジョリヴェ、マニャール、ニールセン)の作曲家は、20世紀以降の時代への新しいアイデアと新しい音楽美学が一般的に広まっていることを確信し、モダニズムとして広く知られているものと合法的に関連付けされています。
エルサンとエスケシュの2つの作品については、現代性が今日の私たちにとって何を意味するのかを振り返るよう求めています。
モダニズムを伝統主義とは反対に設定するのは簡単ですが、作曲家の個性とアプローチを区別していることも考えなければなりません。
精鋭が集結したスーパー管楽アンサンブル「レ・ヴァン・フランセ」は、古典派から近代の作品を中心に演奏してきましたが、こうした進化した作品を今回取り上げています。現代音楽分野としての高い音楽性を追究し、多様なモダニズムの可能性を見出した、想像をはるかに超えた管楽アンサンブルの響きを引き出すことに成功しています。
【演奏】
レ・ヴァン・フランセ
[エマニュエル・パユ(フルート)、フランソワ・ルルー(オーボエ)、ポール・メイエ(クラリネット)、
ラドヴァン・ヴラトコヴィチ (ホルン)、ジルベール・オダン(バソン)]
【録音】
2017年4月3-5日、ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ(2, 3, 4, 6)、
2014年9月10日、ブレーメン、グロッケ・コンツェルト・ハレ(1)、
2016年4月3日、ミュンヘン、バヴァリア(バイエルン)スタジオ(5)