Les Vents Francais / Concertante - Danzi, Mozart, Devienne, Pleyel
《艶やかな音色の光彩 かくも華麗で贅沢な音の宴》
このプログラムは、モーツァルトの時代、18世紀後半のパリに発祥したユニークな交響的様式によって書かれた木管楽器のための作品の中でも最高の作品を集めたポートレート集です。
取り上げた作曲家は全てモーツァルトと密接な関係にあり、モーツァルトの作品と同じ様な精神に満ち、同じ様に美しく、優雅で、表現力に満ちた快活な様式を持っています。
これらの作曲家は皆、当時改良が加えられた新しい楽器であった管楽器の可能性を追求し、効果的で力強い作品を書きました。
これらの作曲家によって作曲された2人から5人の管楽器奏者のための協奏交響曲は、管楽器とオーケストラのために書かれ、みな技巧的で力強く、まるでモーツァルトの歌劇のように聴こえるはずです。
レ・ヴァン・フランセにとってシンフォニア・コンチェルタンテを録音することは、常に念願の企画でした。
協奏交響曲においては、木管五重奏とオーケストラが単に一緒になった音楽ではなく、奏者に強いソリスト的リーダーシップが求められるからです。
パユ、ルルー、メイエ、オダンそしてヴラトコヴィチが集まったレ・ヴァン・フランセにとって各自のソロ及び指揮活動、そして室内楽や音楽祭から得た経験を最大限に活かし、個々の芸術を更に発展することの出来る、最も刺激的な演奏となっています。