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〜ドヴォルザークの秘曲。心に刻まれる懐かしい調べ。究極の癒し〜
レイフ・オヴェ・アンスネス/ドヴォルザーク:詩的な"音"画集(2LP)
■レイフ・オヴェ・アンスネスによる待望のソロ・アルバムは、ドヴォルザークの「詩的な音画集」。1889年、作曲者48歳の時に書かれたピアノ曲で、交響曲第8番や歌劇「ジャコバン党員」などと同じく渡米前に生み出された円熟作。1889年4月、久々に生地ネラホゼヴェスを訪れたことがきっかけとなり、その懐かしい思い出が反映したインティメートな音楽で、標題のついた13曲の宝石のような小品で構成されています。
■アンスネス自身が「19世紀ピアノ音楽の中で忘れ去られた大曲」と太鼓判を押すように、幼少時から作品に魅せられ、12歳で参加したピアノ・コンクールでも弾いています。コロナ禍によって演奏活動が制限される中でアンスネスは再びこの作品に向き合いました。音楽に盛り込まれた多様なニュアンスを汲み取り、磨き抜かれたピアニズムで描き出すドヴォルザークの世界はまるで万華鏡のよう。懐かしい調べが心に刻まれます。
■「これは19世紀ピアノ音楽の中で忘れ去られた大曲であるーーー私はドヴォルザークの『詩的な音画集』について、こう断言したい。この曲は、交響曲や弦楽四重奏曲で知られるドヴォルザークのイメージとは別の魅力を湛えているのだ。とにかく私はこの作品が大好き。でも誰も演奏しない!いくつもの物語が含まれた曲集だが、一つの大きな物語のようでもある。語り部が、分厚い本を開いて、『さあ皆さま、私の話をお聞きください』と語り始めるかのようだ。ドヴォルザークはここで、ピアノから独特の音色を生み出し、自信をもってその幅広い音のレンジを使い尽くしている。」(レイフ・オヴェ・アンスネス)
【レイフ・オヴェ・アンスネス】
1970年、ノルウェーのカルモイ生まれ。ベルゲン音楽院で学び、1987年、オスロでデビュー。現在コペンハーゲンとベルゲン在住。「ノルウェー王国聖オラフ勲章」「ペール?ギュント賞」受賞。バッハから現代まで及ぶレパートリーを持ち、ヴァージン・クラシックスとEMIに録音後、2012年からソニー・クラシカルと専属録音契約を結ぶ。
[演奏]
レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ)
[録音]
2021年4月24日〜28日、ノルウェー、トロントハイム、オラフ・ホール
[レコーディング・プロデューサー]ジョン・フレイザー
[レコーディング・エンジニア]ハーヴァルド・クリステンセン、アーン・アクセルバーグ
[エディティング]ユリア・トーマス
収録情報
ドヴォルザーク
詩的な音画集 作品85 B.161
(LP1)
A1. 第1曲:夜の道(アレグロ・モデラート)
A2. 第2曲:たわむれ(アレグレット・レッジェーロ)
A3. 第3曲:古い城で(レント)
B1. 第3曲:春の歌(ポーコ・アレグロ)
B2. 第4曲:農夫のバラード(アレグロ・ジュスト)
B3. 第5曲:悲しい思い出(アンダンテ)
B4. 第6曲:フリアント(アレグロ・フェローチェ)
(LP2)
A1. 第7曲:妖精の踊り(アレグレット)
A2. 第8曲:セレナード(モデラート・エ・モルト・カンタービレ)
A3. 第9曲:バッカナール(ヴィヴァチッシモ)
B1. 第10曲:おしゃべり(アンダンテ・コン・モート)
B2. 第11曲:英雄の墓にて(グラーヴェ、テンポ・ディ・マルチア)
B3. 第12曲:聖なる山にて(ポーコ・レント)
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