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アナスタシア・コベキナのソニー クラシカルデビュー盤。想像力とエネルギー、ジャンルやスタイルを超えたコミュニケーション、そしてバロック楽器と現代楽器の両方を使いこなす究極の天性ともいうべき能力が発揮されたアルバム。
彼女はバロック楽器と現代楽器の両方を完璧に操る天性のアーティストであり、定期的に楽器を切り替え、初期バロックから偉大なロマン派を経て現代音楽に至るまで、幅広いレパートリーにわたって本能的な才能を発揮しています。
このアルバム『ヴェニス』では、ありきたりな決まり文句を一切使わずにヴェニスを感じさせるような独特なアルバムを制作しています。これは17世紀に始まる粉を叩いたカツラや仮面舞踏会ではありません。場所と私たちの関係、歴史と現在の間の会話、そしてアーティストにとってヴェネツィアが何を表すかについての完全に個人的かつ現代的な解釈を探求するアルバムです。これは、モンテヴェルディやダウランドによるルネサンスから、キャロライン・ショウやアンビエント・ミュージックのパイオニアであるブライアン・イーノによる現代に至るまで、幅広い音楽の中で展開されています。歴史、記憶、空想、現実と想像の万華鏡、そして明確な素材の中、そしてアーティストの心の中にのみ存在するヴェニスのポートレートが作り出されています。
【演奏】
アナスタシア・コベキナ(チェロ)
アズール・リマ(テオルボ:1,9,14,19/リュート:4)
マリアーナ・ドウティ(ヴィオラ:8)
フラン・ペトラチ(コントラバス:14)
マクシミリアン・シウプ(コントラバス:14)
マルティン・ツェラー & レオナルド・ボルトロット(ヴィオラ・ダ・ガンバ:23)
バーゼル室内管弦楽団(2/5–7/11/13/16–18/20–22)
【録音】
2023年1月6-10日、スイス、バーゼル、ドン・ボスコ教会