NY在住、テルアヴィヴ出身のいま最注目の集まるサックス奏者、オデッド・ツールのECM2作目!
■2020年のECMデビュー作品『Here Be Dragons」以来年ぶりの本作でも前作同様、ピアニストのニタイ・ハーシュコヴィッツ、ベーシストのペトロス・クランパニス、ドラマーのジョナサン・ブレイクが、オデッドの音楽の旅に再び加わり、楽な音楽性と鮮やかな想像力でリーダーの発明を吹き込んでいる。
コンテンポラリー・ジャズ界を牽引し、このジャンルの伝統的な形式を超えたつながりを持つこのサックス奏者の共同作業者には、楽曲の構成と可能性の中で「どのように音楽を発展させてもよい」という自由が与えられているという。
このグループは、常に新しいコミュニケーション方法を発見し、その過程で音楽のボキャブラリーを広げている。
ニタイの繊細なピアノの筆致、ジョナサンの激しく自信に満ちたパーカッション・ワーク、そしてペトロスの深い部分での信頼できる基盤によって特徴づけられており、"まるで川の上にいて、川岸には木が茂っているから、どこに向かっているのかよくわからないけれど、きっといいところに導いてくれるはず"の音楽。
■Odedは、サックス奏者が他国の音楽イディオムを借りたり真似たりするのではなく、普遍的なレベルで包括的な音楽哲学的概念を適用する方法でラーガとジャズを融合させ、自分の音楽の道において特に特異な作曲方法を切り開いてきました。
オデッドが言うように、ラーガは拍子記号や音符に縛られたパラメーターの集合を超えるものだ。
■インド古典音楽におけるチャラン(ラーガの骨格)のようなもので、劇のあらすじのように、ラーガの構造をできるだけ簡潔に説明するものである。オデッドと彼のカルテットは、「Invocation」の凝縮された音楽性を発展させ、それを新しい形やフォームに変換し、気質の広大な研究において、ある瞬間には物思いにふけり、次の瞬間には自由奔放な即興へと変化させる。
【パーソネル】
Oded Tzur (ts)
Nitai Hershkovits (p)
Petros Klampanis (double-b)
Johnathan Blake (ds)