90年代〜今日に至るまで、世界で最も成功したアメリカのバンド、パール・ジャムの20年間を追ったドキュメンタリー映画。あのキャメロン・クロウが監督・編集！
91年のデビュー以来、世界で6000万枚という破格のアルバム・セールスを記録する静かなる王者の歴史が１本のドキュメンタリー映画となった。タイトルは『パール・ジャム20』。元ローリング・ストーン誌のジャーナリストで後にアカデミー賞受賞監督となるキャメロン・クロウが、バンドのデビュー前、空前のブレイク、バンドを襲った闇、チケットマスター訴訟、死傷者を出したロスキルド事件、そして平穏に戻った近年までバンドの知られざる苦悩と成長の軌跡を追う。カート・コバーン（ニルヴァーナ）、クリス・コーネル（サウンドガーデン）、ニール・ヤングなどパール・ジャムの歴史に欠かせないアーティストも登場する。当時語られていたエディとカートの不仲説の真相始め、メディア露出を頑なに拒否していた時期のバンドの内部で起こっていたことが、当時の映像とメンバーの最新インタビューによって赤裸々に語られる。また、エディ・ヴェダー（Vo．）を中心に、あまりにピュアで不器用ながらもバンドとして、そして1人の人間としてあるべき姿？を追い求め、メッセージを送り続ける姿勢は、ファンならずとも必見の内容である。90年代以降のロック・ヒストリーにおいてあまりに大きな足跡を残してきたバンド、パール・ジャムの真実が今明かされる。