エラ・フィッツジェラルド生誕100周年に当たる2017年にレジーナ・カーターが贈る、エラ・フィッツジェラルドへのトリビュート・アルバム。
優雅な音色、卓越したテクニック、圧倒的な表現力でジャズ・バイオリン界を牽引し、アレサ・フランクリン、ローリン・ヒル、ビリー・ジョエル、マックス・ローチ等、幅広いジャンルのトップ・アーティストとの共演でも知られるレジーナ・カーターが、自身の“声”であるバイオリンで、敬愛するエラのレパートリーをレコーディング。人気曲から、これまであまり注目される機会が少なかった曲まで、レジーナ・カーター自身のセンスで選曲。ゴスペル調にソウルフルにアルバムの幕を開ける「Ac−Cent−Tchu−Ate the Positive」や、「Undecided」ではヴォーカルも披露。琴線に触れるブルージーなメロディを、繊細でありながら、女性的に温もりや手触りに満ちたバイオリンが奏でる。抑制を効かせながらもバイオリンを美しくクールに彩る、パーソネルの演奏も印象的。ザヴィア・デイヴィス（Key）、アルベスター・ガーネット（Dr．）、クリス・ライトキャップ（B）、マーヴィン・スウェル（G）が参加。