ピンク・フロイド以来45年振り、デヴィッド・ギルモア世界遺産ポンペイでの歴史的ライヴ光と音の大スペクタクル・ショー
このコンサートは彼が1971年伝説のコンサート映画『ピンク・フロイド ライヴ・アット・ポンペイ』の撮影で初めてそこで演奏してから45年後となる2016年7月7日と8日に行なわれたもので、会場は2000年以上前の紀元前90年に建てられ、紀元79年にヴェスヴィオ火山の噴火により灰に葬られて埋没、その後発掘され世界遺産となった歴史的建造物「ポンペイ円形闘技場」。
古代ローマ時代以来、この石造りの円形闘技場で観客を入れた形で行われた史上初のロック・コンサートとなり(45年前は映画撮影のため無観客)、デヴィッド・ギルモアは、2000年近く前にグラディエーター(剣闘士)たちが戦って以来、このアリーナで観衆を前に演奏した史上初のパフォーマーとなった。
コンサートで演奏された曲はデヴィッド・ギルモアのキャリア全体を網羅するものになり、ピンク・フロイドの名曲の数々も披露された(今作では21曲中13曲のピンク・フロイド・ナンバーを収録)。「吹けよ風、呼べよ嵐」は、1971年の映画でも演奏された唯一の曲でもあり、またギルモアがソロ公演では滅多に演奏しない『狂気』収録の「虚空のスキャット」も披露。
ライヴ映像はギャヴィン・エルダー監督が4Kで撮影。ギャヴィン・エルダーによる7分間のドキュメンタリー「ポンペイ・ゼン・アンド・ナウ」が追加収録される。