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ブライアン・フェリーが1974年、ロンドンで行ったソロ・ショウがライヴ・アルバムのアナログLPとして発売!!
英国ロック界の粋と浪漫を体現するレジェンド、ブライアン・フェリーの貴重なソロ初期のライヴ音源がCDで発売される。
『LIVE AT THE ROYAL HALL 1974』は、タイトルにもあるように、
ブライアン・フェリーがイギリスはロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで1974年に行ったライヴを収録したもの
1973年、ロキシー・ミュージックの活動と並行する形でソロ・アーティストとしてのキャリアをスタートされたフェリーは、
その年に『THESE FOOLISH THINGS』、そして翌1974年には『ANOTHER TIME, ANOTHER PLACE』と2作のアルバムを発表した。
どちらのアルバムも、フェリーによる他のアーティストの曲のカヴァーが中心となった作品である。
ソロ・アーティストとして初めてのツアーからの音源を収録した本ライヴ・アルバムは、
この2枚のアルバムからの楽曲から構成されており、ロキシー・ミュージックのライヴとはまた違った趣を醸し出している。
アルバムの幕を開けるのは、ローリング・ストーンズの「Sympathy For The Devil / 悪魔を憐れむ歌」。
さらにビーチ・ボーイズの「Don't Worry Baby」やビートルズの「You Won't See Me」、
エルヴィス・プレスリーの「Baby I Don't Care」、ミラクルズの「The Tracks of My Tears」、
そしてボブ・ディランの「A Hard Rain's A-Gonna-Fall」など幅広いアーティストの楽曲が並ぶ。
ちなみにセカンド・ソロ・アルバムのタイトルトラックでもある「Another Time, Another Place」は、フェリーのオリジナル・ナンバーである。
この他、フェリーが聞いて育ったような「These Foolish Things」や「Smoke Gets In Your Eyes(煙が目にしみる)」などの
1930年代、40年代のスタンダード・ナンバーもフィーチャーされている。
ブライアン・フェリーがロイヤル・アルバート・ホールで初めてライヴを行ったのは、1974年12月19日だった。
1972年からロイヤル・アルバート・ホールは、ロック、ポップスのアーティストが公演を行うことを禁止しており、
当時多数のアーティストが会場側から拒否されていたという。
1974年、『ANOTHER TIME, ANOTHER PLACE』をリリースしたブライアン・フェリーも
1月31日に公演を行いたいとプロモーターが申請したところ、会場側から許可が下りなかったとの話も伝わっている。
(その数か月後から徐々にポップス、ロック系のアーティストへの扉が開いていったとのこと)
そうした紆余曲折を経て実現した、ロイヤル・アルバート・ホール公演。
貴重な音源が45年の時を経て、今ファンの元へ届けられる――!