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長い髭をなびかせてロック街道を驀進し続けるThat Little Ol' Band from Texas=ZZ TOP!
1971年のデビュー以降一度もメンバー・チェンジをせずひたすらロック街道を走り続けたZZトップ。
その姿を捉えた2019年公開のグラミー賞ノミネート映画「That Little Ol' Band From Texas」のサウンドトラックとなる最新アルバム『RAW』がアナログ盤でも登場!
3人が一つの場所に集まり行った親密なセッションの模様を捉えたこの作品は、時を越えた3人の絆の強さを証明してくれている…。
1969年に米テキサスで結成、1971年にデビューして以降ブルースに根付いた男臭く力強いロックを鳴らし続け、メンバー・チェンジをすることなくひたすらロック街道を驀進し続けるレジェンド、それがこのビリー・ギボンズ、フランク・ベアード、そしてダスティ・ヒルからなる最強のロック・トリオ、ZZ TOPだ。
その長い髭がトレードマークとなっているが、スゴいのは髭だけじゃない。世界での累計アルバム・セールスは5,000万枚を突破(全米のみでも2,500万枚のセールスを記録)、2004年にロックの殿堂入りを果たし、数々のゴールドやプラチナム・ディスクを量産する、米国南部を、そして全米を、そして全ロック・シーンを代表する「生けるレジェンド」バンドなのだ。
ヒューストンのバーで演奏していた10代のブルース・バンドがその後国際的なスーパースターに昇り詰めるまでのキャリアを深く掘り下げる、サム・ダン監督による2019年公開のNetflixドキュメンタリー映画「That Little Ol' Band From Texas」は、グラミー賞ベスト・ミュージック・フィルム部門にノミネートされ、非常に高い評価を受けた作品だ。
このドキュメンタリー映画には、ビリー・ギボンズ、フランク・ベアード、故ダスティ・ヒルというクラシック・ラインナップが、テキサスにある最も古いダンスホール、Gruene Hallに集い、非常に親密なセッションを行っているインタールード映像が使用されていたのだが、この時の演奏がベースとなり創り上げられたドキュメンタリー映画のサウンドトラックとして位置づけられる最新作『RAW』が、ここに発売されることとなった!
アルバム・タイトル『RAW』は、ここに収録されている楽曲が全て、自由に、そしてストレートな方法でレコーディングされていたことに由来しているという。
ドキュメンタリー映画でも見られるように、バンド・メンバーはほとんど1日のうちにお互いに目が届く場所で一緒に演奏し、その時のセッションの模様を収録していったのだ。
そして完成した今作は、まさに「生の」ZZトップの姿/サウンドを捉えたアルバムであり、その手法は、50年以上にわたりロックの頂点に君臨してきたZZトップのレコーディング方法へのオマージュとでも言うべきものだと言えるだろう。
プロデューサーはビリー・ギボンズが、そしてエンジニアリングはJake MannとGary Moon、そしてミキシングはRyan Hewittが担当。
ここに収録されている楽曲は、彼らのファースト・アルバムに収録されている「Brown Sugar」や「Certified Blues」といった初期楽曲や、「Legs」や「Tush」、「La Grange」、「Gimme All Your Love」といったヒット曲、そしてブルージーな「Blue Jean Blues」、「Just Got Paid」、「I'm Bad, I'm Nationwide」、さらにアップテンポなロック・トラック「Tube Snake Boogie」や「Thunderbird」といった全12曲。
彼らのキャリアにおける重要な楽曲たちを、親密な環境で再び演奏していったその生々しい模様を見事に音源として記録したこのアルバムは、彼らの凄み、そして彼らの絆の強さをまざまざと見せつけてくれているかのような作品だ。
なお、この『RAW』は、2021年7月、帰らぬ人となってしまったダスティ・ヒルに捧げられている。