初回限定 EXTON GOLD DISC
ドヴォルザークの薫陶を受け継ぐチェコ・フィルが、これまで作って来た「新世界より」のアルバムは、そのほとんどが音楽監督とのレコーディングによるものでした。チェコ・フィルの伝統と格式の下にあるレパートリーのこの曲は、同オケの言わばメイン・レパートリーである極めて重要なタイトルです。
「新世界より」を、日本人である小林研一郎が、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにてセッション録音により作り込むというのは歴史的快挙であり、それはすべて、チェコ・フィルとの絶対的な信頼関係があったからこそ実現できたといえます。
“炎のコバケン”ならではの熱い血潮をたっぷりと感じさせながらも、随所にコバケンの類希な手腕を感じさせます。チェコ・フィルとの揺るぎない信頼に裏打ちされた当盤。ルドルフィヌムに包容される歴史的な一枚の登場です。
小林研一郎(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2008年2月3-6日
プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録