number:OVCL-00356
type:CD
label:EXTON
独特のリズムと情熱が交差するラヴェルとエネスコの世界!
名手小林美恵とパスカル・ロジェが漂わせる高貴なる調べ。
日本の女流ヴァイオリニストの第一人者小林美恵と伝統のフレンチピアニズムの継承者パスカル・ロジェの最新アルバムです。両者共難関コンクールのロン=ティボー・コンクールの覇者です。
前作ではフランス音楽の代名詞的存在でもあるフォーレを取り上げ、情熱的で美しい世界を導き出しました。今回はフランス・ヴァイオリン作品の第2集になります。フォーレが当時パリ音楽院にて教えていたラヴェルとエネスコが今回の主役です。フランスのヴァイオリン・ソナタの代表格ラヴェルのソナタはもとより、ラヴェルが最初に書いた室内楽作品でもある遺作ソナタも楽しめます。ラヴェルのソナタを初演したエネスコのヴァイオリン・ソナタ第3番では小林とロジェの実力を存分に披露。あらゆる音色を駆使して幻想的でルーマニアの民俗様式を表現してゆきます。このコンビが成熟してきたことを証明するような完璧なアンサンブルを展開します。
小林美恵の情熱的でありつつも丁寧にひとつひとつのメロディを紡いでゆく調べ。世界中が認めたパスカル・ロジェの音色とリズム。ひとつの完成されたヴァイオリン・デュオの世界をお楽しみ下さい。
小林美恵(ヴァイオリン)
パスカル・ロジェ(ピアノ)
録音:2008年3月19‐21日 富山・北アルプス文化センターにて収録