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日本フィルの新首席指揮者として就任以来、就任披露演奏会や、「プロコフィエフ交響曲全曲演奏会」で見事なリーダーシップを見せているアレクサンドル・ラザレフ。2009年6月の来日公演での伝説的ともいえる秀演が登場です。
ブラームス交響曲第1番で聴けるのは、ラザレフにより、一切の妥協を許さず鍛え上げられたオーケストラの驚異的な機能美。絹のようにしなやかでなめらかな弦楽器のアンサンブルの音色とフレーズ感、きらめくような管楽器の旋律。オーケストラの神経すべてがラザレフのタクトに呼応し、ブラームスの重厚で薫り高い曲調が引き締まって至高の芸術となっています。
日本人離れした音色と表現力による日本フィルの演奏。ぜひお楽しみ下さい。
録音:2009年6月14日東京・サントリーホールにてライヴ収録