荘厳に雄大に。ブルックナーの新たな真髄がここに宿る。
都響との関係も長きに渡り、互いの信頼度も厚い両者。
聴衆を魅力し続ける両者の快進撃は止まりません。
大好評の2010年11月に演奏したブルックナー交響曲第6番に続き 本年5月に演奏されたのはブルックナー交響曲第2番。
一夜限りのライブ演奏とは思えない名演がここに蘇りました。
都響の誇る抜群のアンサンブル精度の高さ。
その精度もさることながらブルックナーの重厚な和声構成の魅力が存分に伝わるバランスのよさ。
考え抜かれたフレーズとテンポの抑揚、アクセント、アーティキュレーションへの拘りが 細部まで描写され、聞き手の心を掴みます。
重厚感を持たせながら微妙なテンポ捌きで決してだれることなく 曲の終わりに向かい突き進むエネルギーは60分間途切れることなく続き 瞬く間に過ぎ去ります。
常に新しい響きと新鮮さで聴衆を惹きつけるインバルの音楽スタイル。
ここにまた一枚インバル・ファン必聴の一枚が加わります。
録音:2011年5月18日
東京文化会館 にてライヴ収録