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生粋のオーストリア人指揮者であるホーネック。
マーラー演奏のみならず、マーラーがしばしばその音楽の重要な基礎としたオーストリアの音楽伝統に深い造詣を有しています。
そのホーネックがシリーズ第4弾として世に問うのがマーラー交響曲第5番。まさにマーラー全創造における分岐点となった難曲です。
ホーネックはスケルツォのテンポや多声構造、そしてアダージェットの解釈など、並々ならぬこだわりを持って「真正マーラー交響曲第5番」を表現します。随所に見られるウィーン風の音楽に、現在としては唯一となったピッツバーグ響のアメリカン・ブラス・サウンドが見事に融合した、重量形の演奏が繰り広げられます。
エクストンの誇る最新技術による高音質録音により、それらを更に鮮烈に捉えています。
録音:2011年5月20日-22日
ピッツバーグ、ハインツホール にてライヴ収録