山田和樹と仙台フィルの鮮烈なるロシアン・ロマンティズム
「ミュージックパートナー」として、仙台フィルと新たなミュージック・シーンを創造している山田和樹。その成果はこのロシアン・プログラムにおいて、新たなステップを迎えている事をこのアルバムが証明しています。ロシア音楽の最大の魅力である旋律と歌謡性を重視するだけでなく、大曲ラフマニノフの交響曲第2番では、その歌を構築する緻密な書法を有機的に再現し、ラフマニノフが書いた音符全てに両者の愛情が注がれ演奏されています。ライヴならではの熱い音楽は、まさに山田と仙台フィルの鮮烈な一期一会として語り継がれるでしょう。
山田和樹(指揮)
仙台フィルハーモニー管弦楽団
【録音年、収録場所】
録音:2013年9月20、21日 仙台市青年文化センター・コンサートホール にて収録