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特徴あるリズムと親しみやすい旋律に古来から変わらぬ人間の持つ欲望像を描いた詞を載せ、オルフの代表作品となった「カルミナ・ブラーナ」。日本を代表するソリストたちと声量豊かでパワー漲る東響コーラス、児童合唱の濁りのない純粋な音色。考え得る中でも最良の布陣を敷いて、飯森は東京交響楽団を見事にコントロールし、大編成の集団を豊かに響かせ、冒頭から終結まで強烈なエネルギーとスケールの大きさを失わせることがありません。巨大編成による壮大にして強烈な力感篭った一大スペクタクル。一音たりとも聞き逃す隙を与えない生命感漲る名演奏です。
飯森範親(指揮)
東京交響楽団
半田美和子(ソプラノ)
高橋淳(テノール)
与那城敬(バリトン)
東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)
横須賀芸術劇場少年少女合唱団(児童合唱指揮:武田雅博)
【録音年、収録場所】2014年2月9日 東京・サントリーホールにてライヴ収録