スークの魂の叫びが音となり響き渡る。 アスラエル交響曲の真価を発揮させた渾身の熱演。
スークの代表的作品の一つである「アスラエル交響曲」に新たな名演が生まれました。
チェコ出身の若きマエストロ、フルシャはこの交響曲へ込める熱い想いを全身で音楽に傾け、魂をこめて表現してゆきます。優れたヴァイオリニストであったスークはこの曲でも、特に弦楽器奏者にとって高い技術を要求していますが、都響の圧倒的な技術力はそれらの技術的な困難を容易に克服し、スークがこの交響曲に込めた深い慟哭を醸し出し、聴く者の心へと迫ってゆきます。フルシャがこの交響曲に込めた愛と、その想いに全力で応える都響が「アスラエル交響曲」の真価を発揮させた渾身の熱演となりました。
ヤクブ・フルシャ(指揮)
東京都交響楽団
【録音年、収録場所】2013年11月19日 東京文化会館にて ライヴ収録