COUNTRY YARD、4th Album!!
2019年10月、PIZZA OF DEATHへ電撃移籍をし、ベストアルバム『Greatest Not Hits』を発表したCOUNTY YARD。
もともと、美しきサウンドスケープと血気盛んなパフォーマンスで高い評価を勝ち得ていた彼らだが、
このタイミングで改めてその魅力に気づいた人も多かったのだろう。
ツアーファイナルとなった新代田FEVERでのワンマン公演は早々にソールドアウトし、灼熱の夜となったことは記憶に新しい。
その後も幕張メッセで行われたREDLINE ALL THE BESTやSUM41やLagwagonの来日公演等にも出演が決定し、
精力的に活動を展開する彼らが、まさに待望となる新作『The Roots Evolved (ザ ルーツ イヴォルヴド)』を完成させた。
メロディックパンクのみならず、USインディーやUKロックといった様々なエッセンスを持つ彼らのポテンシャルが
爆発したような会心の出来栄えである。
哀愁を帯びた煌めくメロディーに彩られた全11曲。
その中でも、まず注目したいのは「Tonight」。
伸びやかでまっすぐな歌声、ポップスのような軽やかさとドラマティックなサウンドが調和し、
彼らの真骨頂とも言えるラブソングだ。
切なる想いが綴られたリリックも胸を打つ。
また、語りかけてくるような柔和さがあり、芳醇な香りに激リピート必至なのが「Purple Days」。
“Sit” の歌唱力を、空間を生かしたサウンドや印象的なギターリフで支え、繊細な日常を切り取りながらも、
バンドをネクストレベルへと導く強い1曲となっている。
もちろん、他にも聴きどころは多く、バンドとして立ち続ける想いを告げながら軋轢を振り切るように突き進む「Passion」、
高らかにバンドとしての意思表明をするフレーズもあり、小気味良いビート感とコク深いメロディーが
見事にマッチングした「Bad」、アコースティックサウンドで深く深く歌い上げる「Son Of The Sun」、
テンポ以上の推進力に満ち溢れ、サビの開放感がたまらない「Turn On, Tune In」等々、彼らの立ち姿や精神性はまさしく
パンクロックというべきモノだろうが、それだけでは収まりきらない音楽性がさらに進化。
確固たる美学とアンチテーゼを持った、彼らだからこそのオルナタティブロックが詰め込まれた作品なのだ。
アンダーグラウンドからオーバーグラウンドまで、一切ブレることなく突き進み、どんなフィールドでも
素晴らしきスケール感で音を鳴らす彼らの活躍にぜひ注目していただきたい。
結成以来ブレないスタイルでシーンから支持され続けるメロディックパンクバンドCOUNTRY YARD(カントリーヤード)ベストアルバムから僅か5ヶ月で4thフルアルバムをリリース!彼らの持ち味を生かしながらも今までにない挑戦的な楽曲が収録されている。 (C)RS