つい最近、6年ぶり12回目の来日を果たしたジャクソン・ブラウン。現在74歳のジャクソンだが、いつものように長いセットをこなし好評だったようだ。しかし、残念ながらジャクソンの盟友であるデヴィッド・リンドレーは3月に逝去。その追悼の意を込めて、ジャクソンとリンドレーによる2タイトルをリリースする。『フォー・エブリマン』(73年)から『レイト・フォー・ザ・スカイ』(74年)の間、ジャクソンの認知が一気に広まり始めた頃に行われた、マサチューセッツ州クラーク大学のアトウッド・ホールでのライヴ。74年は1月から3月初頭までの間をリンダ・ロンシュタットと共にツアーを回り、これがなかなかの評判になっていたようで、多くの新聞などに記事が採り上げられている。このライヴはそのツアーの直後に行われたものだが、もともとのツアーの日程には組み込まれていないため、ラジオの収録用ライヴだったことも考えられる。 (C)RS