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フランスのロマン派ピアニスト、ショパンの権化、ルイサダによる、ショパン・イヤーの悼美を飾る「バラード」全曲。50代をむかえたそのルイサダがひさびさにショパン作品に回帰し、2007年以来集中的に演奏と録音に取り組んでいる「ショパン・シリーズ」第3弾で、そのショパン演奏では定評があるにもかかわらずルイサダが「バラード」全曲を取り上げるのは今回が初めてです。
4曲のスケルツォと並び称されるショパン最大の人気曲集であり、ショパン弾きとしての真の実力が試される名曲ぞろいですが、それらをルイサダが取り上げるということ自体がすでに事件ともいえるでしょう。「バラードはいわばロード・ムービーのようなもの」と位置付けるルイサダですが、彼にとってはベートーヴェンの後期のソナタに匹敵する深い内容を持つ、まさに特別な存在。50台となり円熟の極みにある今のルイサダだからこそ読み取れる、感情の起伏の激しさ、ノスタルジーや絶望感、されに苦い諦観さえにじませる演奏はまさに絶品の一言です。※日本先行発売