21世紀における「フィッシャー=ディースカウの後継者」として、八面六臂の活躍を続けるドイツのバリトン歌手クリスティアン・ゲルハーヘルのニュー・アルバム。共演はドイツ・グラモフォンが専属契約を結んだドイツの新鋭ソプラノ歌手モイツァ・エルトマン。
「イタリア歌曲集」は、男と女の間の愛や恋の感情の起伏を凝縮した46の小さな歌曲から構成され、ドイツ・ロマン派歌曲の最後の継承者フーゴ・ヴォルフの最高傑作とされています。
1965年に録音されたF=ディースカウとシュヴァルツコップフのEMI録音が最高の名盤とされていましたが、このゲルハーエル+エルトマンによる新録音はそれに代わる21世紀の新たな名盤となりうる音楽的クオリティとを持っています。