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【ヴァント生誕100年・没後10年記念DSDマスタリング・エディション】
これこそヴァント凝縮の美学、ポリフォニーの綾。
1991年12月の北ドイツ放送響定期の全曲を1枚に収録。
ストラヴィンスキーの新古典主義時代を代表する「プルチネルラ」は「火の鳥」や「ダンバートン・オークス」と並んでヴァント長年の愛奏曲でした。ポリフォニックな音の綾を丁寧に解きほぐし、オーケストレーションが透けて見えるような立体感が聴きもの。チャイコフスキーの「悲愴」は、第5番ともどもヴァントにとってはケルン・ギュルツニヒ時代からの得意のレパートリーで、ドイツ的というよりは純音楽的な、しかも圧倒的な音のドラマとして演奏されています。初出オリジナルカップリングでは久しぶりの復活です。