Blu-spec CD2
ウィーン楽友協会創立200年を寿ぐ、豪壮華麗な音楽の夕べ。
アーノンクール待望の新録音は、ヘンデル〜モーツァルト編の「アレクザンダーの饗宴」です(「ティモテウス、または音楽の力」K.591)。1736年に作曲されたヘンデルのオード(頌歌)をモーツァルトが編曲したもの。編曲の依頼者スヴィーテン男爵が貴族仲間を集め設立した「音楽協会」は、1812年に「ウィーン楽友協会(ムジークフェライン)」となり、その設立コンサートで演奏されたのが、このモーツァルト編の「アレクザンダーの饗宴」でした。
当2枚組のアルバムは、それからちょうど200年たった2012年11月の「ウィーン楽友協会創立200年記念コンサート」でのライヴ。弦楽器50人以上、木管とトランペットとホルンは各パート3人ずつ、ティンパニ2対、合唱も入れると総勢200人という異例の大編成で、記念すべき演奏会の盛大さを再現しています。また第2部の冒頭には、アーノンクール自身によるスピーチ(ドイツ語)が収録されています。アーノンクールはヘンデルの原曲を1977年に録音していますが、このモーツァルト編曲版は初録音。初演時のパート譜を研究して臨んだ入魂の演奏です。
ロベルタ・インヴェルニッツィ(ソプラノ)
ヴェルナー・ギューラ(テノール)
ジェラルド・フィンリー(バス)
ウィーン楽友協会合唱団[合唱指揮:ヨハネス・プリンツ]
合唱団の独唱:ヴォルフガング・アドラー(テノール)
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
指揮:ニコラウス・アーノンクール
【録音年、収録場所】2012年11月28&29日、 ウィーン、ムジークフェラインザールでの「ウィーン楽友協会創
立200年記念コンサート」のライヴ・レコーディング