敬愛する巨匠同士が組んだブラームスの名盤。ゼルキンとしては珍しいバルトークとプロコフィエフをカップリング。
ルドルフ・ゼルキンによるブラームスのピアノ協奏曲の録音といえば、1960年代後半にセル/クリーヴランド管と収録されたステレオ盤がアナログ時代からの決定盤。両曲ともオーマンディ指揮フィラデルフィア管とステレオ録音しながらも敢えて共演者を変えて再録音に踏み切ったところに、ゼルキンの両作品への強い思い入れを感じ取ることができよう(それぞれSP時代から4種類残された正規録音のうち最後の録音となった)。ピアニスト、指揮者、オケが完全に一体となってブラームスのロマンを熱く歌い上げる名演。ゼルキンのモダニストとしての側面を記録したバルトークとプロコフィエフのピアノ協奏曲の貴重な録音をカップリング。
★LP発売時のジャケット・デザイン使用
★日本初CD化2曲=プロコフィエフ、バルトーク
初CD化音源収録/録音年:1968年4月19日&20日、1966年1月21日&22日、1962年4月20日&21日他/収録場所:クリーヴランド、セヴェランス・ホール、フィラデルフィア、タウン・ホール