20世紀の「マーラーの使徒」バーンスタインとロンドン響との邂逅が生み出した凄絶な「復活」。
1973年〜74年に録音されたバーンスタイン2度目の「復活」は、ニューヨーク・フィル退任後、コスモポリタンとして活動の幅を広げ、その芸術に奥行きと深みを増しつつあったバーンスタインの充実ぶりを刻印した名演。
エリー大聖堂における映像収録と同時に収録が行なわれたもので、全曲約90分という第1回目のニューヨーク・フィル盤よりも5分近く時間をかけた遅めのテンポであらゆる曲想を抉りぬき、フィナーレで圧倒的なクライマックスを築き上げている。盟友ジェニー・トゥーレルとの歌曲は、名盤とされる交響曲第4番と同時に録音されたバーンスタインのマーラーとしては最初期の録音。
1.〜3. ジェニー・トゥーレル(メッゾ・ソプラノ)
ニューヨーク・フィルハーモニック
4.ジャネット・ベイカー(メッゾ・ソプラノ)、シーラ・アームストロング(ソプラノ)
エディンバラ音楽祭合唱団(合唱指揮:アーサー・オールダム)
ロンドン交響楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
[録音]1960年2月8日(1、2)、1960年2月16日(3)、ニューヨーク、ブルックリン、セ
ント・ジョージ・ホテル
【録音年、収録場所】
1960年2月8日(1、2)、1960年2月16日(3)、ニューヨーク、ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル
1973年8月31日、9月1日&2日、エリー大聖堂、1974年3月8日、エディンバラ、ジョージ・ワトソン・カレッジ(4)