オーマンディの故国ハンガリーの2大作曲家の名曲・名演を収めた2枚組。
オーマンディが「お国もの」として十八番にしていたバルトークとコダーイの名演を集成。このコンビの名刺代わりのような作品であったバルトークの「管弦楽のための協奏曲」は、3回録音したうちの2度目の録音で、フィラデルフィア管のヴィルトゥオジティが十二分に発揮されている。特に第3楽章「悲歌」の深く沈潜した濃密な感情は聴く者の心を打つ。コダーイの「ハーリ・ヤーノシュ」では、ストーリーテラーとしてのオーマンディの見事さが際立つ名演。
【録音年、収録場所】
1963年10月13日(1)、1962年11月15日(2)、1967年2月8日(4)、1961年12月28日(5)、1962年12月9日(6)、1962年11月15日(7)、フィラデルフィア、タウン・ホール
1963年3月21日(3)、フィラデルフィア、アスレチック・クラブ