15年の親交を経て、互いに尊敬しあうふたりが紡ぎだす極上の音楽。
日本のシンガー&ソング・ライターの草分けのひとりで、その繊細な音楽世界、飾らない透明な歌声で、多くの人を魅了している大貫妙子。一方、アルゼンチン演奏家協会などから表彰されるなど、世界的バンドネオン奏者であり、鬼気迫る情熱的なプレイと意欲的な作曲活動からも目が離せない小松亮太。尊敬しあう二人がそれぞれの個性を融合させて、ジャンルを超えた上質の歌と音楽で届ける。
2000年の大貫妙子のアルバム・レコーディングで、大貫が当時デビュー直後の小松を指名し、セッションをして以来2人は15年来の親交があり、かねてからアルバム制作の構想はあったが、機が熟し遂に実現の運びとなった。大貫妙子が関わるニュー・アルバムとしては2010年発売の大貫妙子&坂本龍一「UTAU」以来実に4年半ぶりの作品。アルバムタイトル「tint」(ティント)は色彩の配合や濃淡のことで、大貫妙子と小松亮太の二つの個性の重なり合いを表している。