Blu-spec CD2
2015年の“レコード・アカデミー賞”を受賞した名演盤『イワン雷帝』に続くソヒエフとベルリン・ドイツ交響楽団とのプロコフィエフ・プロジェクト第2弾。交響曲第5番は、1941年のヒトラーによるドイツ軍のソ連侵攻を契機に祖国愛に目覚めたプロコフィエフが作曲家として祖国に貢献するべく書かれた作品。作品番号も100が与えられ、作曲家の強い意気込みが反映された大曲。一方≪スキタイ組曲≫は、もともとディアギレフのロシア・バレエ団のための、スキタイ人を題材としたバレエ音楽≪アラとロリー≫として計画されましたが、ディアギレフは関心を示さず、演奏会用の管弦楽組曲≪スキタイ組曲≫に書き直された。<春の祭典>を思わせるバーバリックな破壊力に満ちたパワフルな作品は、若き日のプロコフィエフの覇気を強く感じさせる。 (C)RS