2018年3月末日までの期間生産限定盤
ゲオルグ・ショルティは1967年、まだシカゴ交響楽団のポストに就いていない時期に、このヴェルディのレクイエムをすでにウィーン・フィルと録音していた。今回が日本初CD化となるこのシカゴ響との録音は、ショルティにとって手兵と呼びうるオーケストラでの同曲への10年ぶりの再挑戦であった。円熟のプライスの絶唱を始めとする充実の独唱者を揃え、パワフルかつ繊細な合唱団が作品の本質を描き出す。ショルティとシカゴ響唯一のRCA録音で、デッカとの音作りの違いも興味深いところ。81分を超える長時間収録。 (C)RS