2018年3月末日までの期間生産限定盤
ナチスが台頭するヨーロッパを離れ1939年にアメリカに亡命したブルーノ・ワルターが亡くなるまで最も深い関係を保ったオーケストラがニューヨーク・フィルで、1947〜49年にかけてはミュージック・アドヴァイザーを務めている。このコンビがソニー・クラシカルに残した録音は、いずれもワルターの心技ともに最も充実した姿を伝えているが、このモーツァルトの後期三大交響曲も例外ではない。大編成のオケを豊かに鳴らした、ロマンティシズム溢れる演奏は20世紀前半のモーツァルト解釈の究極の姿といえよう。 (C)RS