Blu-spec CD2
21世紀の今日において堂々たるロマンティック・ベートーヴェン像を開示してみせたクリスティアン・ティーレマンとウィーン・フィルによるベートーヴェン・チクルス。その中から最もポピュラーな第5番「運命」と第7番の2曲をカップリング。踏みしめるような遅めのテンポ、極大のスケール、そしてデュナーミクの幅広さは、ベームやクナッパーツブッシュなど往年の巨匠たちが現代によみがえったかのような趣きをたたえている。対抗配置による名門ウィーン・フィルの艶のある音色もベートーヴェン演奏の伝統を21世紀に伝えている。 (C)RS