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完全生産限定盤
ハプスブルク帝国がまだハンガリーやチェコを内包していた時期に生まれたジョージ・セルにとって、ドヴォルザークの音楽は自分の血肉にも等しい重要なレパートリーでした。録音面でもすでにSP時代に「新世界」交響曲やカザルスとのチェロ協奏曲を録音し、ドヴォルザーク音楽の権威の一人と目されていました。クリーヴランド管とも後期三大交響曲など主要曲を録音していますが、その最も優れた遺産と目されているのが1963年から1965年にかけて録音されたこのスラヴ舞曲の全曲盤です。これ以前にSPやモノラル録音も残していますが、このステレオ録音はまさに彼の解釈の決定版とでもいえるもの。時に悲哀に満ちた舞曲集であるこの魅力的な16曲を、セルは完全に「自分の楽器」としていたクリーヴランド管弦楽団とともに、理想的な形で描き切っています。 (C)RS