デビュー以来在籍していたキャプリコーン・レコーズの倒産に伴い、アリスタに移籍しての第一弾。全8曲中、ディッキー・ベッツ作が共作を含めて6曲収録されており、必然的にディッキー色の濃いアルバムとなった。豪放なサザン・ロックとは趣を異にした軽快なポップさのある、このロックンロール・アルバムは全米で27位を記録。オープニングを飾る「ヘル&ハイ・ウォーター」は、「ランブリン・マン」を彷彿とさせる一方で、エンディングとなったグレッグ・オールマン作「あばよ」では泥臭さと洗練が絶妙に混じり合う魅力的な出来となった。 (C)RS