Blu-spec CD2
30代の新進気鋭の指揮者として世界中で活躍していた小澤征爾が名門・ロンドン交響楽団を指揮したコンチェルト集。ハイフェッツの弟子として知られ、数多くの名盤を残したエリック・フリードマン(1939-2004)とのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲。『ニューヨーク・タイムズ』紙が<巨匠ヴァイオリニスト。誰にでもフリードマンと判る、個性的なスタイルで演奏する名手>と絶賛する逸材だが、その卓越した技巧と甘美な音色で美しく奏で上げている。シューマンのピアノ協奏曲とR.シュトラウスの「ブルレスケ」は、20世紀アメリカ音楽界の屋台骨を支え続けた大ピアニスト、レナ−ド・ペナリオ(1924-2008)との共演で、小澤ならでは色彩感とリズム感を際立たせてソリストを盛り立てている。 (C)RS