Blu-spec CD2
21世紀ドイツ・リート界の最高峰、クリスティアン・ゲルハーヘル。ドイツ伝統のリート唱法を引き継ぎながら、その詩に秘めた情感や内面性をドラマティックに表現し、成熟した音楽性を聴かせてくれます。美しく明快なドイツ語のディクションによって、一つ一つの単語に込められた作曲家の思いや情景が鮮明に浮かび上がってきます。 当アルバムは、ゲルハーヘルにとって過去最大のビッグ・プロジェクトである「シューマン:歌曲全集」の第2巻で、1840年9月12日の結婚式の前日に、シューマンが「愛する花嫁へ」としてミルテの花で飾ってクララに贈った作品である「ミルテの花」全曲です。ミルテとは、花嫁の装飾に使われる白い花で、幸運、恋愛、結婚、純潔の象徴とされています。女性の歌にはカミラ・ティリングが起用され、ピアノ伴奏はゲルハーヘルとは幼なじみで、現代屈指のリード伴奏者であるゲロルト・フーバー。ソニー・クラシカル、バイエルン放送、ハイデルベルクの春音楽祭国際リーダーセンターとの共同制作です。 (C)RS