極HiFiCD
ブルーノ・ワルターはマーラーの愛弟子であり、その解釈はまさしく作曲家直伝。ワルター最晩年に録音された「巨人」は、永遠のスタンダードとしてこれまでも愛聴されてきたものです。この録音の後も、バーンスタインをはじめ多くの指揮者がこの曲を録音し、その中には斬新な解釈で人々をうならせたもの、豊穣な響きと歌で酔わせたものなど、さまざまなものがありますが、それにしてもこのワルターの「巨人」は、永遠に色あせないエヴァーグリーンな1枚となっていることは万人の認めるところでしょう。「巨人」はワルターにはじまり、ワルターに還る…誰もが一度は耳にすべき銘盤の筆頭です。カップリングは「巨人」と同じ主題を使った歌曲「さすらう若人の歌」です。 (C)RS