1946年に作曲家ウィリアム・シューマンの発案で、ロバート・マンをはじめとするジュリアード音楽院の若い教授たちによって結成されたジュリアード弦楽四重奏団は、第2次世界大戦後の弦楽四重奏の方向性を決定付けたアンサンブル。「ベルク:抒情組曲」と並ぶ、ジュリアード弦楽四重奏団のRCA時代最高の名盤の復活です。ドビュッシーの音楽に潜むロマン的な要素と、ラヴェルの音楽に聴かれる印象主義的な側面をはっきりと打ち出した斬新な演奏として当時大きな話題となった演奏で、1970年の再録音よりも充実度は高いとも言われる名盤です。 (C)RS