Blu-spec CD2
世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルは1992年に創立150周年を迎え、3月22日には本拠地ムジークフェラインザールで記念コンサートが開かれました。その重要なコンサートの指揮を託されたのが、20年以上オペラ、オーケストラ・コンサートの両面において固い信頼関係で結ばれてきたイタリアの名指揮者リッカルド・ムーティでした。ムーティは毎年元旦に行われるウィーン・フィルの「ニューイヤーコンサート」には2021年で6回目の登壇を果たしています。シューベルトの未完成交響曲に始まり、ドイツの名メゾ・ソプラノ歌手クリスタ・ルートヴィヒを迎えてのマーラーのリュッケルト歌曲、メンデルスゾーンのイタリア交響曲を演奏、最後はラヴェルのボレロで華麗にコンサートを締め括ります。全楽団員が交代で演奏した歴史的なコンサートの初CD化です。ソニー・クラシカル所蔵のLDマスターからベルリンのb-sharp社によるリマスタリングでその模様が鮮やかに蘇ります。 (C)RS