『THE MOMENT』以来約 8 年ぶりのオリジナル・アルバム。
今作は、既に先行配信されている『MILAD #1』、『MILAD #2』からの楽曲をブラッシュアップした別バージョンと、新たに制作された楽曲で構成された全17曲収録のアルバム。
現在のポップスの礎となった60年代から90年代の30年間の間に生み出された様々な大衆音楽のエッセンスが散りばめられたような作品。
それはすなわち角松敏生がその音楽家人生の中で、体感し咀嚼してきた歴史そのものを彼なりの解釈で遺そうと試みたのではないだろうか。
タイトル『Inherit The Life』 に込められた想いは、生命の継承であり、彼自身の人生の継承、つまり彼自身が経験してきた音楽の継承という意味にもとれるだろう。
ロックンロール、ロック、プログレッシブロック、R&B、ファンク、ジャズ、さらにはEDM黎明期、その時代を知る人ならニヤリとするフレーバー満載の作品だ。
尚、本作は今年の秋と来年秋に公演される角松がライフワークとして目指してきた彼独自の音楽エンターテインメントMILAD(MusIc Live, Act & Dance)のサウンドトラックでもあるという。
これが始まりなのかそれとも終わりなのかは天のみぞ知るところではあるが、この『Inherit The Life』 は角松の最後の挑戦という覚悟が散りばめられたものであることは間違いない。
『THE MOMENT』以来、約8年ぶりのオリジナル・アルバムをリリース。 (C)RS