Blu-spec CD2
1955年のゴールドベルク変奏曲に始まるグールドのバッハ演奏は、それまでのバッハという概念を覆し清新でヴィヴィッドな中に深い精神性を湛え20世紀の新しいバッハ演奏の規範を確立したといえます。グールド3枚目のアルバムで、バーンスタインと録音した初のコンチェルト・アルバム。2曲とも少し地味な作品ですが、どちらも演奏会活動を行っていた当時のグールドが繰り返し弾いた作品です。その意味で、グールドが最も好んでいた協奏曲2曲を合わせた盤と言えましょう。若き日の天才たちが競演した才気溢れる演奏が光ります。 (C)RS